トップページ お問い合わせ サイトマップ
 
 
 
トップページ > バリアフリー住宅・リフォームのヒント・実例・商品など > 実例

老健からの退所に合わせて二世帯住宅にリフォーム
(住宅相談からの事例報告)

 

二級建築士事務所スタジオ・ヴォイス
市瀬敬子

市瀬敬子の紹介


息子さんからのご相談は老人保健施設(老健)に入所中の父親(74歳)と同居するために父親宅を建替えまたはリフォームをして二世帯住宅にしたいというご要望でした。敷地状況から建替えは建築面積の減少が必要であること、住宅の調査からリフォームをすれば維持が可能と判断したこと、対象者の状況から大幅な環境の変化は望ましくないことの3点からリフォームをお薦めしました。将来の車いす使用も考えて自立した生活が送れるように、かつ現状の雰囲気を壊さないようなリフォームを目標としました。


T.
プロフィール


要介護4から老健退所時は要介護3。

ADL等(老健移転直後):入院中は車いす自走、移転後は歩行器使用。退所時はT字杖歩行が可能になりました。排泄は昼は自立。入浴は一部介助、食事、更衣整容等は自立。嚥下機能は回復して退所時はやわらかめの普通食が摂れるようになりました。

家族:息子夫婦 40代(別居)

住宅:戸建て 鉄骨造一部木造 築35年

敷地、周辺環境:第1種低層 準防火地域。建蔽率50%、容積率100%

幹線道路から少し入った住宅街で敷地は平坦。前面は2項道路であるが、交通量は少。

U.
住宅の主な
問題点


@屋根の雨漏り

A南側に隣家が迫り1階に日照がなく暗い

B北側の玄関、廊下、水廻りが寒い

C本人居室(和室)等の段差が多い

D水回り等設備が古いこと

V.内容


2階は息子夫婦専用ですので、1階のプランと写真のみ掲載します。

(各写真をクリックすると拡大され説明を読むことができます)


   1階平面図

写真1

写真2
 
写真3

写真3’
 

写真4

写真4’

W.
他職種との連携


基本計画がまとまった段階で、本人、家族と老健の理学療法士(PT)、看護師、ケアマネージャー、介護責任者とのカンファレンスを持ち、内容説明の後、本人の希望と各専門職からのアドバイスを伺いました。施工途中にも本人が外出で2回現場を確認、完成間近にはPT立会いの元に現場で動作を試していただき手すりの位置や動線を確認しました。在宅のケアマネージャーへの引継ぎや通所リハビリも決まり、2年近くに及んだ施設での生活から息子夫婦に見守られながら、新しい生活に踏み出しました。

NPO法人高齢社会の住まいをつくる会

高住会とは?

入会について
会員紹介
関連書籍など
バリアフリー住宅・リフォームのヒント・実例・商品など
住まいづくりの流れ
ワンポイントアドバイス
実例
おすすめ商品
制度を使った住宅改修
制度の紹介
改修の事例
住宅相談のご案内
個別相談
ネット相談
バリアフリー住宅の設計者紹介
設計者紹介
イベントのご案内
セミナー、見学会など
リンク他