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【76 身になじんだ動線】
家の中で日常生活に使う場所と場所とを行き来するときの移動の道筋を動線と言う。動線は途中で交差がなく、単純で短い方が良い。そうすれば急に家族と鉢合わせする危険も少ない。

家を建て替える場合には、住み慣れた家で体が覚え込んでいる動線への配慮をしておきたい。例えばキッチンの流しとコンロの位置、寝室からトイレへの向きなど利用頻度が高かった部分は、前と同じ動作のできるレイアウトがなじみやすい。

動線の計画では、単に距離だけではなく、その線上にあるドアの開き勝手に注意したい。例えばトイレの扉だ。いざ中で倒れたときに助け出しやすいようにドアを外開きにするケースが多いが、これだと開けるときに数歩後ずさりしたり、緊急時の配慮から外開きにしたトイレの戸は、開けるときに数歩後ずさりしたり、体の向きを変えたりする必要があって、転倒の恐れも高まる。そこで安全に開閉できる引き戸を採用したい。

また、2階にトイレを設けるときは、ドアを開けたときに押し出されて階段に落ちないような位置を心がけてほしい。

夜間の暗がりによく利用する動線には足元灯を付けるなど配慮もしていきたい。

実務者会員 中村陽子 (創作工房И)

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