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【66 二世帯住宅、設計に工夫を】
二世帯住宅として、生活スタイルや生活リズムの異なる親と子世帯が同じ屋根の下で暮らすには、設計上の工夫が不可欠だ。

高齢で外出の機会が少なくなるなど、在宅時間の長い人ほど一人になれる場所や時間を持つことが大切になる。その反面、一人では寂しく心細いと感じることもある。こんな場合、寝室を居間に隣接させ、戸や扉を開ければ同居する家族の顔が見えるようにする配慮も必要になる。

同時に長時間過ごす部屋ほど、日照や風通し、騒音対策、景観などを考え合わせて生活環境の良い場所に設けたい。生活の便利さや近所付合い、非常時の避難しやすさにも配慮すれば、親世帯は1階に住まいを設けるのが一般的だ。ただ都会の狭い敷地では1階では快適に暮らせない場合も多い。体力が弱ったときに備えホームエレベーターなどを設置できる仕掛けをして、上の階に住むことを検討する手もある。

また、高齢になるほど寝室近くに専用トイレがほしくなる。トイレを共用にした場合、夜間にほかの家族が使う音が眠りを妨げることになるからだ。生活リズムの異なる家族が上下階に住み分けるには、階下の寝室に生活音や振動が伝わりにくいように、設備系統や部屋の配置の工夫もしておきたい。

実務者会員 沼田恭子 (沼田恭子建築設計事務所)

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