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ワンポイントアドバイス
【1 便利な玄関脇の小窓】
訪問販売や各種勧誘、宅配便など、住まいには多くの人が訪れる。高齢者が日中ひとりでいるときなど、ドアを開けるのをためらう場合もあるだろう。
そんなとき便利なのが、玄関脇に設けた小窓だ。宅配小包の受け取りや集金などなら、小窓で十分対応できる。小窓の内側にカレンダーやメモ用紙、印鑑を用意しておけば素早く用事を済ませることもできる。かわいい飼い猫が、この小窓を使って出入りするのも良いだろう。
小窓に面する部屋は、居間など昼間、長く過ごすところが便利だ。窓を開けたとき、家の内側が丸見えにならない位置に作ると良い。より安全を重視するなら、やや無粋になるが鉄格子をつけておく。
また、玄関ドアを遠隔操作で開閉できる電気錠にすれば、居間にいながらにして友達や子供の来訪にも対応できる。高齢になったとき、あまり動かずに来訪者に対応できる家は快適である。
格子をつけた小窓を作るときに注意したいのは、初めて訪れる人に不快感を与えないようにすること。手作りの表札や暖かみのある照明、ちょっとしゃれた玄関ドアなど、玄関周辺に住人の人柄が表れるような雰囲気をつくる工夫が大切だ。
実務者会員
加藤知徳
(
加藤建築事務所
)
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